ダイエットサプリは痩せない！あくまで『栄養補助』として考えよう。

今、手軽に栄養の取れるサプリメントをダイエット目的に使っている人が増えています。

しかし『痩せるかどうか』という観点では、ダイエットサプリに直接的な効果は期待できません。

なぜならサプリメントはあくまで栄養補助であり、普通の食生活をしている人には不要だからです。

実は美容や健康のためにとサプリメントを複数摂取してる人は栄養素の重複摂取で、栄養過多になり下痢などの副作用がでることもあります。

もちろん適切に摂ればサプリメントはダイエットにも役に立つのですが、大体の人が間違った考え方をしてるので、今回はサプリメントの正しい考え方について皆様にお伝えできればと思います。

ダイエットサプリは栄養補助にすぎないワケ

多くのダイエットサプリには、体の組織を生成するには欠かせないビタミン、鉄分、亜鉛が含まれています。

それらは『健康成分』と呼ばれ、定期的に摂取することで、代謝量が上がり『体質が改善されて太りにくく』なります。

これをサプリ販売会社は『やせるサプリメント』と謳って販売しているのです。

しかしサプリメントは医薬品ではありません。←これ大事！

医薬品ではないということは『劇的な効果がある成分を含むことができず栄養補助としての働きかけしか出来ない』ということ。これは法律で決まっています。

そもそも栄養を摂るだけでやせるなんてのは、ほとんどがまやかしなので注意してくださいね。

ただし！ビタミンB群だけはサプリでこまめに摂るべし

ご飯を減らしてるのに体重が減らない、そんなときはビタミンB群のサプリがおすすめ。

ビタミンB群はダイエットにとって最も大事な『代謝』にかかわる部分で、エネルギーを燃焼する時に必要とされます。

ビタミンB群は水溶性ビタミンで、体に長時間貯めておくことができない特性があり、過剰に摂取しても余ったものは尿中に排泄されてしまいます。

ビタミンB群は食事からとることも可能ですが、水溶性ビタミンは一日2～3回にわけて摂取しなければならないので、結構大変です。

ビタミンB群はプロテインを同じくらいボディメイクに必須の栄養素だという人もいるくらいで、その効果は計り知れません。

ビタミンB群だけは意識的にサプリでとるようにするとダイエットが捗ります。

サプリの過剰摂取は副作用につながる

体に必要な栄養素を含むダイエットサプリも、使い方によっては副作用が出ることがあります。

栄養素は１日に摂取してよい量が決まっています。

過剰に摂取した場合、胃の不快感を始め、下痢・嘔吐など体に負担をかけてしまいます。

過剰に栄養素を摂取すると健康バランスが崩れる可能性があります。適切な量を摂取するようにしましょう。

固形のダイエットサプリは添加物に注意

ダイエットサプリは『錠剤』『粉末』『カプセル』といった形状があり、錠剤やカプセルタイプは手軽に飲みやすいので、好んで選んでいる方も多いと思います。

しかし、錠剤型のサプリには固める為に添加物、カプセル型には流動性を高めるために添加物が含まれている可能性があります。

添加物を一切使わずにサプリメントを作っても品質劣化を招くので、強くは言えませんが、粒のかさ増しのためだけに添加物をつかってるメーカーもあるので注意してください。

名称	使用用途	原料
グリセリン脂肪酸エステル	表面のカプセルに使われる	油脂＋グリセリン
植物レシチン	サプリの中身を均一にする	大豆の種子など
デキストリン	栄養成分を固める(結着剤or増量剤)	じゃがいも、トウモロコシ

日本は添加物を使用していたら必ずパッケージに記載する決まりがあるので、サプリを買う前には原材料表記を確認しましょうね。

ダイエットは基本的に生活習慣と運動で痩せましょう

サプリは飲むだけで痩せる魔法の薬ではありません。

人によりますが、通常の食事を行っているなら、摂取するサプリはビタミンB群（またはマルチビタミン）くらいで十分です。

健康的に痩せるには、食生活の見直しとランニング・水泳などの有酸素運動がベストです。